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はじめに
COVID-19(新型コロナウィルス感染症)で、実店舗に行けなくなり、ネットショッピングなどのECサイト(Eコマースサイト)を利用することも多くなった方もおられるのではないでしょうか。
消費者庁が偽通販サイト名を公表したニュースを紹介しようと思っていたら、大手ECサイトのAmazonでも、注文したマスクが届かないというトラブルが見られるとのニュースを見つけました。
対策も含め、注意喚起のためにも記事にしておきます。
ECサイト詐欺とは
ECサイト詐欺とは、正規サイトを偽装して、個人情報を収集する目的としたフィッシングサイトや、実際に商品を発送しないのに金銭をだまし取るサイトによる詐欺のことです。
そんなのがあるんですね。でも、アマゾンとか楽天とかだと大丈夫ですよね、流石に・・・?
いやいや、でもこのニュースによれば、アマゾンの「マーケットプレイス」でもマスクが届かないといったトラブルがたくさんある、だって。
悪質ECサイトの見分け方
典型的な悪質ECサイトにはいくつか特徴があるんだよ。
このニュースにもあるように、消費者庁が2020年4月30日に公表した「SENJU株式会社」を称する会社のサイトは、
・サイトのURLに「.xyz」などの見慣れないトップレベルドメインが使用されている
・全ての商品について、他の通信販売サイトと比較して大幅な割引をしている
・サイト内に表示されているのは全く関係のない第三者の又は架空の住所や電話番号、銀行口座である
・サイトの日本語の表現が不自然な箇所が多数認められる
など、悪質ECサイトによくみられる特徴を持っていました。
外部リンク:消費者庁
ECサイトで買い物をする際には、念のため、このサイトのような特徴がないかどうか調べてみたほうがいいでしょう。
ただし、これはあくまで典型的なやつだから、今後、もっと巧妙なものもあらわれるかもしれない。気をつけたほうがいい。
悪質ECサイトへの対策
さて、このような悪質ECサイトを見つけた時は、どうすればいいでしょうか。
まず、買い物をしないことはもちろんです。そして、誰かが被害にあわないよう、下記のサイトから通報することをおすすめします。
外部リンク:(通報フォーム)一般社団法人セーファーインターネット協会(Safer Internet Association, SIA)
被害にあったら
万一、悪質ECサイトの被害にあったら、どうしたらいいでしょうか。
商品代金を銀行振込で支払った場合は、振り込め詐欺救済法により口座を凍結し、返金を受けられる可能性があります(この手続きは、弁護士が行うこともできます。)。
外部リンク:預金保険機構Q&A
また、その他の決済方法(PayPal等の資金移動、クレジットカード、代引き)の場合も、下記を参考にするとよいでしょう。
外部リンク:国民生活センター「悪質な海外通販サイトにご注意!」
ただし、海外の業者の場合は、返金される可能性は高くありませんので、まずは、予防が重要です。
うーん・・・難しそう。私には無理かも。
まずは、消費生活センターの相談員さんに相談してみるといいと思います。
被害にあったら、ひとりで悩まずに、188(いやや)消費者ホットラインに電話し、消費生活センターに相談してください。
外部リンク:188 消費者ホットライン(国民生活センター)