DAZNサッカープラン巡り謝罪、誤解を招く表示あった――「解約のお手続きを承ります」
https://news.yahoo.co.jp/articles/69700dd9d9d53a67ca2ae7be88f0369247d31760
YAHOO!ニュース 2026.6.13
DAZNの価格表示問題と「ダークパターン」の罠
いや〜、ついに始まりましたね、FIFAワールドカップ2026!サッカーファンの皆さん、寝不足になっていませんか?
もう毎日ワクワクで見ちゃう!……と言いたいところなんだけど、実はちょっとモヤモヤすることがあってさ。
ネットで「DAZNでW杯が月額980円で観られる!」と思って登録しようとしたら、SNSで「それ、罠だから気をつけて!」って大騒ぎになってたの。
あ、あのニュースか。
最初の3カ月は月額980円(応援放題キャンペーン)だけど、実は「12カ月間の継続」が条件の年間プランで、途中で解約できずに総額2万6,340円払わなきゃいけないってやつだろ?
そうです。
6月13日にはDAZN側も公式に謝罪し、希望者への返金や解約の救済措置を発表しました。
ただ、この一連の画面設計は、まさに典型的な「ダークパターン(消費者を欺く・誤認させるUIデザイン)」として問題視されています。

(引用元:ITメディアニュースhttps://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2606/12/news128.html)
6/11の改修前は論外、改修後も……?
でもさ、ビジネスのマーケティングとして「最初の3カ月が安い」ってことを大きくアピールするのは普通じゃないか。 おれだって本業だとそのくらいはやるぜ?
小さくだって「年間プラン」って書いてあれば、確認しなかった消費者の自己責任って言えなくもないんじゃ……。
shoさん、それは甘いです!
まず、6月11日の画面改修前は、正直言って「論外」のレベルでした。
画面に「月間プラン」と明記されているケースすらあったんです。
いつでも解約できる月間プランだと思わせて、裏で年間契約を結ばせるのは、日本の現行法でも完全に景品表示法違反(有利誤認)の領域ですよ。
やっぱりそうだよね!「騙された!」って怒ってる人たくさんいたもん。
批判を受けて、DAZNは6月11日の夜に画面を改修したんですが……実は、改修後もなお、ダークパターンとしての本質は変わっていないと指摘されています。
え?
改修して「年間」って書き直したなら、もう問題ないんじゃないのか?
ここがダークパターンの巧妙なところでね。
安価な(アピールポイントの)「980円」という数字だけがめちゃくちゃ巨大で目立つようにデザインされていて、年間プランであることや総額の表記は、視覚的にわざと認識しづらい配置や配色になっているんです。
カーネマンの二重過程理論:「システム1」と「システム2」
ノーベル経済学賞を受賞したダニエル・カーネマンという心理学者が提唱した、人間の脳の思考モードの話を知っていますか? 人には「システム1(直感的・無意識の思考)」と「システム2(論理的・意識的な思考)」という2つの回路があるんです。
- システム1(直感):画面を開いた瞬間、「うわ、980円!安い!ポチろう!」と一瞬で判断する。
- システム2(論理):「待てよ、このプランの契約期間は?総額はいくらだ?」とじっくり文字を読んで検証する。
あ。
私いつも「システム1」だけで生きてる気がする……(笑)。
いや、みんなそうですよ。というか、誤解のないように、「システム1のひと」なのか「システム2のひと」というふうにわかれるのではなく、人間は、機械ではないですから、必ず、どちらの側面ももっているのです。
ダークパターンというのは、まさにこの人間の「システム1」を狙い撃ちして、システム2が発動する前に決済ボタンを押させるように作られたズルい設計なんです。文字として書いてあるかどうかではなく、「視覚的に誤認を誘うように誘導していること」自体が問題なんですよ。
日本の遅れと、現在進行形の法改正
海外は、こういうのって怒られないの?
お隣韓国でも、昨年に法律が改正され規制されました。
アメリカは、連邦単位ではFTCがダークパターンをやった会社(Amazonとか)にたくさん訴訟をしていますし、カリフォルニア州CPAAという法律がかなり強力に規制しています。
EU(欧州連合)では、2024年に全面施行された「DSA(デジタルサービス法)」によって、こうしたダークパターンが明確に禁止されています。もし欧州でこれをやったら、DSA違反として「全世界の年間総売上高の最大6%」という、とんでもない額の制裁金を科されるリスクがあります。
世界売上の6%!? それは企業にとっても致命傷だな……。日本にはそういう法律はないのか?
残念ながら、現在の日本には「ダークパターンそのもの」を包括的に直接取り締まる独立した法律はありません。だから今回も、既存の景表法や特商法の隙間を縫っているんです。
DAZNのは、ものすごく洗練されたダークパターンです。
まるでスペインのようなパス・サッカーだね!!
ただ、日本も黙って見ているわけではありません。
まさに今(2026年現在)、消費者庁の「デジタル取引・特定商取引法等検討会(デジタル特商法部会)」において、ダークパターンを規制するための法改正に向けた本格的な審議が進められています。
近いうちに、日本でも明確な法規制が入る可能性が極めて高いです。
ただし、消費者庁は正直いって企業に弱いところがある(とくに大企業)、ほんとうに実効ある法律ができるよう、みなさんも議論を注目して下さい!!
私たちができる対策と「通報」のアドバイス
法律ができるまでは、やっぱりおれたちが騙されないように気をつけるしかないのか?
国民生活センターの「注意喚起」とかいろいろあるのですが、実践は、なかなか難しいのですよね。とにかく、一歩立ち止まって、脳の「システム2」を強制起動させることなのですが・・・
もう一つ、もしネットで「これは悪質だろ!」「騙された!」と思うような画面や広告を見つけたら、「一般社団法人ダークパターン協会(NDDA)」に通報することをおすすめします。
ダークパターン協会は、消費者被害をなくすために事例を集めて調査・啓発を行っている団体です。みなさんの通報が集まることで、悪質なUIを社会的に告発し、行政を動かす大きな力になります。
泣き寝入りするだけじゃなくて、通報して社会を良くするお手伝いができるのはいいね。今度変なサイト見つけたら絶対通報しよっと!
その通りですね。
ビジネスの信頼を守るためにも、ユーザーに誠実なデザイン(ファインパターン)を心がけましょう。



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